LPガスの特性
LPガス(LPG)とは、
「Liquefied(液化)Petroleum(石油)Gas(ガス)」の略称で、
プロパンとブタンを主成分とする炭素と水素の化合物です。
LPガスは常温常圧下では気体ですが、冷却または加圧することで液化し液体となります。
一般的に家庭などに配置されたガスボンベの主成分はプロパンであるため、
プロパンガスと言われています。
1.空気よりも重い
LPガスは空気よりも重く、もれると低いところや物かげにたまる性質があります。もしガスがもれたら、下の方の風通しを良くしてガスを屋外に追い出しましょう。
2.ニオイをつけてある
LPガスそのものは無色無臭ですが、もれたときに分かるようにガス特有のニオイをつけてあります。
3.燃焼には新鮮かつたくさんの空気が必要
LPガスが燃焼するためには新鮮かつたくさんの空気(酸素)が必要です。室内でガスを使用するときは、十分に換気をしてください。
4.LPガスの炎は「青い炎」
LPガスの炎は必ず「青い炎」の状態で使用しましょう。
「赤い炎」は不完全燃焼を起こしていますので、すぐに使用をやめ、弊社までご連絡ください。
LPガスには、主に4つの特長があります。
環境にやさしいクリーンエネルギーである
LPガスは化石エネルギー(石油・石炭・天然ガス・LPガス)の中でも天然ガスとともに二酸化炭素の排出量が少ないエネルギーです。また、環境に悪影響を与える硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、浮遊性粒子状物質(SPM)をほとんど発生しません。
災害対応力に優れている
LPガスは1戸ごと個別に供給する「分散型エネルギー」です。災害により供給がストップした場合でも、配管など供給設備の点検が短時間で済み、その場で修理することができるため迅速な復旧が可能です。また、LPガスは避難所や仮設住宅へ迅速に設置することができ、被災者の方の生活を支援することができます。
安全・安心なLPガス
これまで、LPガスに関する安全・安心の確保という観点から様々な技術開発が行われきました。多くの安全機器が実用化され、安全・安心の確保に大きく貢献しています。
また、LPガス業界としても様々な保安活動に取り組んでいます。
快適で、省エネルギーなLPガス機器
LPガスの環境性をより活かすため、家庭用・業務用・工業用などの幅広い分野で様々な技術とシステムが開発・導入されてきました。
「Siセンサーコンロ」、「エコジョーズ」、「エネファーム」、「エコウィル」など、省エネ性の高いLPガス機器があります。
「LPガス」と「都市ガス」は成分と供給方法に違いがあります。
また、ガス機器には「LPガス用」と「都市ガス用」とがありまので、
ガス機器の購入の際には十分ご注意ください。
水害や生態系、人間社会にさまざまな影響を及ぼす地球温暖化。その主たる原因となっているのはCO2の排出量です。
LPガスは、ミドル電源として活用可能であり、緊急時にも貢献できる分散型のクリーンなガス体のエネルギー源である(2014年4月に閣議決定された「エネルギー基本計画」より)と位置付けられています。)。
また、酸性雨の原因となるSOx(硫黄酸化物)の排出がほとんどないことに加えて、エネルギー効率がきわめて高いことから重大な危機に直面する地球温暖化問題にとって理想的なエネルギーのひとつとなっています。
故障かなと思ったら
①ガス栓(ガスコック)が開いているか確認
②ガスメーターの表示が「ガス止」になってないか確認
→「ガス止」表示の場合はガスメーターの復帰方法を確認
③ガスコンロの電池を確認
④バーナー周りに濡れや汚れ、すすがついていないか確認
①給湯器のリモコンにエラーコードが表示されている
→各メーカーの給湯器エラーコード一覧
②ガス栓(ガスコック)が開いているか確認
③ガスメーターの表示が「ガス止」になってないか確認
→「ガス止」表示の場合はガスメーターの復帰方法を確認
④給湯器の電源を確認
ガスメーターについて
ガスメーターは別名「マイコンメーター」とも呼ばれており、お客様のガスの使用量を計るだけでなく、ご利用者さまが安全に使えるように様々な機能がついております。
ガスメーターの表示内容はこちらをご覧ください。
ガスメーターの表示内容(PDF)
ガスメーターの復帰方法はこちらをご覧ください。
ガス機器の故障予防
ガス給湯器の凍結防止と対策について。
給湯器の凍結防止は、
①電源を切らず、常に通電状態にしておく。
②追い焚き機能つきの場合は浴槽に水を張っておく※循環口から5cm以上水を溜めておく
いずれも、給湯器内部または追い焚きの循環配管のみの保護機能です。
給湯器の水道配管部分の凍結の予防は上記ではできません。
給湯器が凍結してしまった場合は、
①通電した状態で、給湯や自動などのリモコンのボタンをオフにする。
※コンセントは抜かず通電状態は保つこと
②自然に溶けるのをまつ。
※ドライヤ等で温風を当てないこと。給湯器内部の配管等が損傷する恐れがあります。